第1話 お嬢様の日常①
剣や魔法がこの世の理を支配する世界での物語・・・。
強大な国家が割拠するアルゼンタム大陸の最中、険しく連なるラミネ山脈の麓にウィルース領と呼ばれる小さな領邦がある。
大国の狭間に位置しながら、不思議と干渉を受けることなく繁栄してきたその土地の中心には悪魔が住まうと噂される城が存在し、使者を通じて一帯を支配していた。
これは、その城の主である少女の退屈と快楽に彩られた日々の物語である。
城の主は悪魔の少女である。
正確に言えば、この世の悪が形をもって跋扈していた時代の最凶にして最後の悪魔と、その悪魔が禁断の恋に落ちた人間の女性との間に生まれた、いわば悪魔と人間のハーフであった。禁忌を冒して滅んだ両親から生まれた彼女は、悪魔の権能と人間の肉体を併せ持つ孤独な存在だった。
名は、シャルロッテという。
とはいえ、名前があった方が便利だからという理由で自ら名乗っているだけであり、彼女自身はあまり名前に興味を持っていなかった。
周囲もまた、彼女を「お嬢様」とだけ呼ぶのであった。
悠久の時を生きる彼女にとって、彼女が支配する城や領地は、彼女の退屈を癒やす箱庭だった。悪魔としてこの世を支配したいという欲望も持たない彼女は、唯一の欲望の捌け口を性欲に求めたのである。
彼女の性欲の対象は美少女であった。
そして何より興奮すること、それはその美少女に自らの放屁を嗅がせ、苦しめ、時に殺めるることだった。
古来、悪魔は悪の具現者として魔力を用いた破壊や、眷属の召喚、この世の理を変える呪文等、様々な力を持っていた。しかし、人間の肉体を持つが故かそれらを持たない彼女は、その全ての「悪」を毒ガスとして腸内に溢れさせていた。
彼女の放屁は放屁でありながら人間のそれとは異次元のものだった。常にパンパンに張った下腹部に溜め込まれたガスは、この世のあらゆる悪臭を凝縮しても及ばない程の臭いを持ち、容易に人を殺める程の猛毒ガスだった。
彼女が持つ城も領地も、その「美少女に放屁を嗅がせたい」という異常な性癖を満足させるために築いた箱庭に過ぎなかった。
幸い、彼女の性欲を満足させる手段は、身の回りに満ち溢れていたのであった・・・。
* * * * *
朝。悪魔といってもシャルロッテは人間の生態に合わせ昼間に活動するため、日の出とともに起床するのが日常だった。
端から端まで声が届かない程の巨大な寝室には、その巨大さに見合ったサイズのベッドが置かれていた。
ふかふかの純白のベッドに眠る彼女は、カーテンの隙間から差し込む日光に目を覚ますと、気怠げな動作でゆっくりと起き上がりながら掛け布団を捲った。
ムワアァァッ・・・・
間髪を入れず、捲り上げられた布団の隙間から蒸気が立ち上るかのように濃厚なガスが拡散する。
日中であれば彼女は無尽蔵に生産される毒ガスを制御することもできたが、就寝中は別である。彼女が寝ている間、ベッドの中では数分に一回のペースで(前日の食事によっては一晩中出しっぱなしで)ガスが放たれていた。
お嬢様の一晩の寝っ屁で既に到底人間が立ち入ることのできない空間と化していた寝室だったが、布団の中で凝縮されていたガスが拡散されたことで、まさに寝室内は地獄絵図と化した。彼女にとっては、日常の出来事である。
朝型の生活とはいえ流石に朝は弱いシャルロッテは、ベッドの上で女の子座りのままボーッとした頭で目を擦っていたが、ふと下腹部に軽い違和感を覚えた。
一晩中出していたものの、彼女のガスの溜まりやすさはその放出の量を上回っており、腸がガスのさらなる放出を要求しているのである。
お嬢様はふにゃっとしたあどけない顔つきのまま伸びをすると、そのまま軽く尻穴を緩めた。
ブッ!!ブボオオオオオオオッッッ!!!!!!
12,3歳程度の見た目の年齢に反し、異常に発育した尻肉の間から、火山の噴火のような猛烈なガスが、その天使のような容姿からは想像のつかない下品な重低音と共に放たれた。
「ん~~っ」と気持ちよさそうな声を漏らすと、束の間のお腹の張りの解消に満足した彼女はベッドから降り、自らが残した惨状には目をくれることもなく朝食へと向かうのであった。
* * * * *
「おはようございます、お嬢様」
食堂に向かう廊下では、下級メイドが両脇に並び、うやうやしく朝の挨拶を行う。
彼女の城のヒエラルキーはお嬢様を頂点とし、その下にメイド長、上級メイド、中級メイド、下級メイドと続く。
お嬢様は領地の村に課す「税」として「毎年村一番の美少女を城に使用人として引き渡すように」との命を下していたが、下級メイドはその命に従って連れてこられた少女たちである。
メイドとしてのスキルや作法は二の次であり、とにかくお嬢様の性欲の捌け口として露と消えたメイドを補完する目的で、毎年沢山のメイドが連れてこられていた。
毎朝列をなす可愛らしいメイドの間を歩く度にシャルロッテは思う。
「ああ、今この子達の前を通りながらオナラをしたらどんなに気持ちいいかしら・・・」
しかし、衝動に駆られて沢山のメイドを失ってしまうことが後々のお楽しみを奪うということを知っている彼女は、ムラムラした気持ちを抱えたまま通り過ぎるのであった。
食堂に入ると、巨大なテーブルの上に所狭しと並べられた料理の数々が彼女を迎えた。
まず特筆すべきはその量である。小規模なディナーパーティーが開けるのではないかという程の料理が並べられているが、お嬢様にとっては一人前、しかも朝食にすぎないのである。
そして何より、完全にお嬢様好みに調整されたメニューは常軌を逸していた。
中央に鎮座する巨大なステーキ―勿論ガーリックソースがたっぷりかかったもの―や、その脇にはコンフィやテリーヌなど、肉料理の博覧会かと見紛える様相を呈していた。
更に奥に目をやると、オムレツやココットなど、これもまた大量の卵料理が彩を添えていた。
大の野菜嫌いでもあるお嬢様は、ニンニクや芋類を除いた野菜は一切食べないため、毎日こうしてコース料理のメインディッシュだけを並べたような食事を取っているのであった。
シャルロッテは基本的には食事中には放屁はしないが―これはマナー違反だから、というよりは流石に自分でも食欲を減退させる臭いだからである―、食べ過ぎで急激に腹が張ってきた時に急遽ガス抜きを行うことは珍しくなかったため、食事の世話をするのは中級メイドの役目である。
中級メイドとは、下級メイドの中で特に気に入られた者や、お嬢様が偶然城下を散策している際に見つけた極上の美少女だけが「なれる」存在である。彼女たちは、お嬢様からアンデッドの呪いを付与され、うっかりのガス漏れや愛撫によってすぐに死んでしまうことのないよう手当された者たちだった。その生活は、ある意味一瞬で露と消える下級メイドよりも過酷であった・・・。
今日の朝食に際して仕えるメイドはフリージア―中級メイドは花の名前を付けられるのが通例であった―と呼ばれる女の子である。
年齢は16歳。世俗に染まらない無垢な様子やガスを嗅がされる際の恐怖に満ちた表情が堪らなくお嬢様の好みに刺さり、「めでたく」中級メイドに昇格したのである。
フリージアはお嬢様から1m程離れた場所で控えていた。
物凄いペースで料理を平らげていくお嬢様はいつも通りの様子であり、一見このまま何事もなく食事は終わるかのように思われた。
だが、フリージアは若干の異変に気付いていた。
お嬢様が、食事中何度かもぞもぞと尻を動かしたり、座りなおしたりしているのである。
過去に何度も食事の世話をしたことのあるフリージアだからこそ分かることだが、これは放屁の前兆であった。
メイドであるフリージアがその場から立ち去ることなど到底許されておらず、彼女にできるのは「ガス漏れの前に食事が終わりますように」、と祈ることだけである。
しかし、固唾を飲んで見守るフリージアの祈りも虚しく、お嬢様はその椅子に乗りきらない程肉のついた巨尻の片側をゆっくりと持ち上げた。
ブスッ・・・ブブウウゥゥゥッ
その尻から放たれた控えめな音量のガスは、瞬く間に食堂に充満した。
「失礼!お腹パンパンで、我慢できなくって」
「め、滅相もございません、お嬢様・・・」
フリージアは辛うじてそれだけ言うと、息を止めた。
下級メイドであれば部屋の隅にいても気絶する程の悪臭だったが、度重なる「訓練」によって耐性の付いた中級メイドにとっては何とか耐えられるレベルである。
猛烈な吐き気に耐えながら立ち続けるフリージアに非情な声が掛けられた。
「ねぇフリージア!この辺臭いよー。食欲無くなっちゃうじゃない!」
自らの放屁にもかかわらず理不尽な物言いをするのはいつものことである。
「申し訳ございません!直ちに換気を・・・」
「いいわ。それより、あなたが吸い取ってくれない?」
つまり、この毒ガスをフリージアに吸い取れと言っているのである。お嬢様にとって軽い放屁でも、食堂中に充満したガスを吸いきることは到底不可能だったが、それを分かって敢えて言っているのだ。
無論、メイドに拒否権は無かった。
「か、かしこまりました・・・」
ゆっくりとお嬢様に近寄るフリージア。
「あ、勿論吸うのは鼻でね。このあたりをお願い」
そう言って自らの臀部の周りを指さすお嬢様。
フリージアは意を決して息をスッと吸い込む。
「~~~んんんっ!!!」
頭をガツンと殴られたかのような悪臭の衝撃に、思わず声が漏れるフリージア。
拡散したと思われたガスだったが、今日のは特に滞留しやすいガスだったらしく、お嬢様のスカートの周囲には強烈な悪臭が漂っていた。
「何してるのよ。早く吸い取って」
「はい・・・。スゥ・・ゴホゴホッ!!!!ケホッ!!」
一呼吸する度に、毒ガスがフリージアの肺を蝕んだ。
懸命に吸い込む努力も虚しく、当然のことながら、お嬢様の周囲に漂うガスの濃度は全く変わらない。
「全然臭い無くならないじゃない。あなた、ホントに使えないわね」
「申し訳ございません、お嬢様・・・」
「もういいわ。最後に、椅子に臭い染みついちゃったし、このあたり吸い取って終わりにして」
そう言うと、シャルロッテは片尻を持ち上げ、尻と椅子の間の空間を指さした。
恐る恐る鼻を近づけるフリージア。
目の前には、恐怖の象徴である毒ガスの噴射口が分厚い尻肉に包まれて控えている。
「すぅ・・・」
息を吸った瞬間、更に一段階次元を超えた悪臭が鼻を突いた。
尻肉と椅子の間はお嬢様の体温と汗によって不快に蒸れており、直接ガスを吹き付けられた椅子のクッションからはムワァっとこの世のものとは思えない悪臭が漂っていた。
「ゲホッ!!ゴホッ・・コホッ・・・!!!」
耐えきれずに咳き込むフリージアに、更なる非情の声が浴びせられる。
「あなた、とっても可愛いから中級メイドにしてあげたのに、いい加減もう少し慣れたらどうかしら?」
そう言いながら、シャルロッテはフリージアの後頭部を掴むと、上げた片尻と椅子の間に彼女の顔を挟んだ。
生命としての本能から、逃げ出そうともがくフリージアの頭をしっかりと押さえつけると、お嬢様は下腹に軽く力を入れた。
「んっ・・」
ブウゥッ!!!フボボボボボボオオオォオォォォォ!!!!!!
下品な重低音が響き渡り、フリージアの顔に熱い毒ガスが吹き付けられた。
「~~~~~!!!!!ん~~~っ!!!!!!」
尻の間で必死にもがくフリージア。
通常の人間であれば即死だが、アンデッドの呪いにより死なないばかりか気絶もしにくい体となっているフリージアはお嬢様の放屁の悪臭に苦しめ続けられた。
「ん、もう一発」
ブッスゥゥゥゥゥゥゥ~~~~・・・・・スゥゥゥ~~・・・・
特濃のスカしっ屁が顔面に注ぎ込まれる。
腐肉と腐卵と肥溜めを腸内で100年間熟成したかのような悪臭の中、フリージアはいつしかもがく力も失い、お嬢様の尻の下で気絶していた。
「もう気絶?やっぱり情けないわね。もっと訓練しないとね!」
お嬢様はそう言うと、触れるのではないかという程にガスが充満した食堂の中で、フリージアの顔面を尻に敷いたまま平然と食事を続けた。
* * * * *
退屈な悠久の時を過ごすお嬢様にとって、数少ない一日の楽しみである食事を終えた彼女が自室に戻ろうと廊下を歩いていると、一生懸命窓拭きに精を出す下級メイドが目に入った。
このような時、いつもお嬢様の中では葛藤が生じる。
「1日1人までにしないと、いくらメイドを増やしてもきりがありませんからね!」
というメイド長の声と、
「でも、今日はせっかくお腹の調子もバツグンだし、フリージアのせいで欲求不満だし・・・」
という悪魔の声が戦う。
大概、悪魔なんだから悪魔の声に従わなきゃね、という軽いノリで後者が勝つのが通例であり、今日もご多分に漏れなかった。
「ねぇ、そこのあなた」
「はい」
この屋敷の中では下級メイドは名前すら持たなかった。
当然、何故他の下級メイドが突然いなくなったり、増えたりするのかも知らなかった。
「ちょっと私の部屋に一緒に来てくれない?」
「はぁ・・」
新入りのその下級メイドは、突然お嬢様に話しかけられたことに戸惑いつつも、何か用事を言いつけられるのであろう、と思いお嬢様に続いた。
連れていかれた部屋は、広い空間に大きいベッドやソファのある、天井にいくつか不思議な大きな穴が開いていること以外は特筆すべき点のない部屋であった。
通称「お遊戯部屋」。ここはお嬢様が「お遊戯」をするためにあつらえた特別な部屋である。天井の穴は別の部屋に通じており、いわば換気口の役割を果たしていた。別室には強力な浄化の魔法陣が幾重にも用意されており、流れ込んできたお嬢様特製の毒ガスが長い時を掛けて浄化され、「普通の激臭」ぐらいになると城外に放出されるのである。
そんなことは露知らず、下級メイドは部屋に入るとガチャリと施錠された大きな扉を背に、お嬢様に促されるがままにソファに腰かけた。
「お嬢様、私は何をすればよろしいでしょうか?」
純朴なその下級メイドは尋ねた。
「ふふ、まずはお顔をよく見せてちょうだい」
そう言うと、お嬢様はまじまじと彼女の顔を見つめた。
年は14、5歳だろうか。整った顔立ちながら、いかにも田舎娘といった風情であり、リンゴのように真っ赤なほっぺたと少し残ったそばかすが魅力的だった。
見つめられて少し頬を赤らめるメイドに、シャルロッテの興奮は高まった。
今からこの子を壊すのである。
そう思うと、すぐにでも始めたくなるが、はやる気持ちを抑えてメイドの頬に手を当て、微笑んだ。
その人形のように整っていながら、天使のように無垢であどけなく、しかしどこか妖艶なエロスを感じる微笑みに、メイドもいつしか胸の高鳴りを感じていた。
お嬢様のひんやりとした手が当たる頬が、熱く火照っているのが分かる。
「お嬢様・・・わたし・・・」
「ええ、いいのよ」
シャルロッテは完璧な容姿だけでなく、少女を魅了する不思議な魅力も秘めていた。
近寄って見つめられると、大抵の娘はその魅力に抗えないのである。
メイドは急にお嬢様に抱き着くと、その唇を奪った。
鼻が当たるのも構わず、猛烈にキスをしながら、幾分乱暴にお嬢様の美しいブロンドの髪を撫でた。
「もう・・乱暴ね・・・」
そう言いながらお嬢様はメイドの口に舌を忍び込ませる。
磨き抜かれたテクニックによりあっという間に恍惚となったメイドは、時折快感に声を上げつつなすがままになった。
キスをしながら、お嬢様の指先はメイドの秘部を目指した。
その冷たい指が中に忍び込むと、メイドはビクンと腰を震わせた。
これまで幾度となく少女を魅了した巧みな手管で、お嬢様はキスを続けながらメイドの秘部を刺激する。
その度、メイドは切ない声を上げて快感に溺れた・・・。
一通りの「前戯」を終えると、メイドはお嬢様の肩に頭を預け、夢見心地で寄り添っていた。
その時、二人を包む静寂が、「グギュルル~・・ゴポポ・・・」という奇妙な音によって破られた。お嬢様の腹鳴りである。
そろそろいいかしら、とお嬢様はメイドを見つめて口を開いた。
「ね、オナラ、してもいい・・・?」
恥じらいよりも興奮から頬を染めるシャルロッテ。この瞬間はいつも興奮するのである。
「オ、オナラですか?もちろんいいですけど」
突然のことに戸惑うメイド。
「でもちょっと意外です。お嬢様でもオ、オナラとかするんですね・・・」
「幻滅した?」
「そんなことないですよ!私だってしますし、前いた村では、女の子のくせにオナラの音がうるさいってよく怒られてました」
「それならよかったわ」
すると、再度お嬢様の腹が「グルルルル・・・」と音を立てた。
「もう我慢できない・・・。あなた、私のオナラ嗅いでみない?」
そう言うとお嬢様はベッドに移動し、うつ伏せになった。
「嗅いで・・・みたいです・・・」
お嬢様にすっかり魅了されたメイドは、フラフラとベッドに吸い寄せられるかのように歩み寄った。
「お嬢様のオナラ、きっといい匂いなんでしょうね・・・」
「そんなことないわ、ちょっとだけ、臭いかも」
「お尻に顔つけてもいいですか・・・?」
「うん、いいわよ」
メイドはお嬢様のスカートを捲り上げると、パンツで包み切れない巨尻に顔をうずめ、夢中になって呼吸し、空いた両手でその尻肉を揉みしだいた。
「お嬢様の・・・お尻・・・おっきくて、柔らかいです・・・・」
「そうでしょ」
そう言いながら、お嬢様の両足がゆっくりとメイドの頭を挟み込んだことに彼女は気付かない。
「じゃあ、そろそろ、するね」
「はい・・・」
「んっ」
ブッバアァァァァァ!!!!!!!!!
火山の噴火を思わせる猛烈なガスが、うつ伏せになったシャルロッテの巨尻から放たれた。
そのガスは、発射口たる尻穴から、丁度そこに密着したメイドの鼻を通り、一瞬にして肺を満たして腐敗させた。
「まだ死なないでね、んっ」
バッフォオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!!!!!!!
風前の灯火となったメイドの命を無慈悲に吹き消すように、2発目が放たれた。
1発目で殆ど事切れていたメイドに過剰すぎる追い打ちを掛けるような2発目で、完全にメイドは亡きものとなっていた。
「あれ?もう死んじゃった?」
ブッ!!ブウゥゥ!!!ブビイイイィィィーーーーー!!!!
確かめるかのように連発するが、もはやメイドはびくともしない。
「残念。でも、気持ちよかったぁ」
じっとりと濡れた秘部を指でなぞると、シャルロッテは満足げに呟いた。
「お別れに、もう一発」
むっしゅううううううううう~~~~~ぅぅぅ~~~~・・・・・
恐らく生きている間であれば、1秒と持たなかったであろう今までで一番の臭いのすかしが亡きメイドの顔面に注ぎ込まれた。
快感のまましばらく恍惚としていたシャルロッテだが、ゆっくり立ち上がると、服を整えて部屋を後にした。
勿論、部屋を出る前に
ブボォッ!!!!
と「置き土産」を残すことは忘れずに・・・。
屋敷から、また一人のメイドが姿を消した。
お嬢様にとっては、日常の出来事である。